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カテゴリー:感動価値とは

2021/03/07

【Day7】おもてなしの原点と「利休七則」

今回は、「おもてなし」の原点となる起源や語源、その考え方について、考えてみたいと思います。

おもてなしの原点とは

まず、「おもてなし」の語源については、諸説ありますが、その一つについて、聖徳太子が制定されたとされる、十七条憲法に源流があるのでは、とも言われています。

十七条憲法の第1条には、かの有名な「和をもって尊しとなす」という条文があります。この「もって」「なす」の文字が、「もてなす」という言葉に発展したのではと言われています。

それぞれの言葉の意味としては、「〜をもって」=「〜を働きかけ」、「〜となす」=「〜という状況をつくる」です。

その後、平安時代から茶道の文化が醸成されていくにつれて、茶道の作法や考え方に基づいて、相手に対する気遣いや心配りを表現するという考え方が、日本独特のおもてなし文化を作っていったと言われています。

また、他にも、おもてなし=「表なし」、すなわち、表裏のない心で、表面的ではなく本心で相手を気遣う、という語源もあるようです。面白いですよね。

「利休七則」とは

安土桃山時代、現在の茶道の原形を作った千利休が「(茶道で)人をもてなすときは、こんな考え方と作法を大事にしましょう」と説いた7つの教えがあります。この「利休七則」の教えが、「おもてなし」の考え方を体系的に発展させました。

7つの教えそれぞれを、要約してみたいと思います。※あくまで要約であり、本来はそれぞれに深い意味合いがあることをご理解ください。

1. 茶は服のよきように

「服」とは、飲むこと。ここで言う「服のよきように」とは、飲んだ人にとって「調度良い加減」になるように点(た)てましょう、という意味。つまり、相手にとって、心地よくなるよう、配慮をしましょうという意味合いです。

このように茶道を志す者へ向けたメッセージが、茶の湯を極めた千利休の視点で言語化されています。以下、あと6つ、言葉の意味だけハイライトでご紹介します。

2. 炭は湯の沸くように

「炭」とは、茶釜に火をつけるための木炭。うまく湯を沸すには、最初の火の調節(炭の置き方・下準備)がとても重要であるという意味。

3. 夏は涼しく、冬は暖かに

季節感を大切にし、表現しようと言う意味。物理的に涼しくしたり、暖かくしたりするだけでなく、例えば、部屋に暖色・寒色を使うなど工夫して演出しよう、と言う意味でもあります。

4. 花は野にあるように活け

花を活ける時は、野原に咲いているように感じさせるようにしよう、という意味。つまり、物事を表現するときは、その本質を知った上で表現しようという意味。

5. 刻限は早めに

「刻限」とは、時刻に対する意識・認識のこと。これらを大切に、平常心でゆとりを持ってもてなしをしよう、の意味。

6. 降らずとも雨の用意

晴れた日にも、傘を持って行くように、不測の事態を想定し、準備を万全にしておこうと言う意味。

7. 相客に心せよ

茶席で同じ場所に居合わせたら、お互いに気を配り、思いやる心を持ちましょう、の意味。


これらの文脈から、千利休の言う「おもてなし」とは、事前準備である「しつらえ」をして心にゆとりを持ち、心をもって相手に尽くすこと、だと読み取れます。

弊社は、このように時代と共に脈々と受け継がれてきた、日本の素晴らしい「おもてなしの心」を、企業の人材育成事業を通じて、現代に反映させることに貢献したいと願っております。

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